何本準備すればいいの?出産準備における哺乳瓶の選び方のポイント

何本準備すればいいの?出産準備における哺乳瓶の選び方のポイント

出産準備するためには、いろいろなアイテムを用意しなければなりません。その中の一つに哺乳瓶があります。ここでは哺乳瓶を選ぶ際にどのようなところに気を付ければいいか、何本程度用意すべきかなどについてくわしく見ていきます。

母乳とミルクどっちがいいの?

赤ちゃんにご飯を与えるにあたって、母乳がいいのかミルクがいいのかという話はよく出てきます。結論から言ってしまうと、母乳の方がいいと考えられています。特に初乳と言って、出産後2~3日間出る母乳は赤ちゃんに与えるべきといわれています。赤ちゃんにとって最適な栄養分が含まれているからです。加えて免疫グロブリンAやラクトフェリンに代表されるような病気から守る成分も含まれているからです。だいたい1週間も経過すると徐々に普通の母乳に戻っていきます。母乳の場合、赤ちゃんが成長するにあたって欠かせない成分が含まれています。さらに消化もいいので、赤ちゃんの身体にも負担がかかりません。

母乳で育てる場合でも哺乳瓶は必要

母乳で育てたいと思っているママさんの中には、「母乳だから哺乳瓶は必要ない」と思っている人もいるかもしれません。ただし母乳で育てる場合でも哺乳瓶は準備しておくべきです。というのも出産してみて赤ちゃんに母乳を与えようと思ったら、思うようにお乳が出てこないということもあり得るからです。お乳の出方には個人差があって、あまり出てこない人もいれば、あふれるくらいに出てくる人もいます。しかし量がどのくらいか、前もってわかるものではありません。正直出たとこ勝負です。ですから母乳で育てたいという願望を持っていても、念のため哺乳瓶は準備しておいた方がいいです。

また母乳の量は、出産直後は安定しないことも珍しくありません。出産直後の入院期間中は、思っているような量が出ない場合も十分想定できます。ですからやはり出産前には哺乳瓶を用意しておくべきでしょう。

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必要な哺乳瓶の本数

哺乳瓶をどのくらい用意すればいいかですが、これはケースバイケースです。完全母乳にするか、ミルクで育てるか、その中間かによって変わってきます。夫婦よく話し合って方針は決めておいた方がいいでしょう。完全母乳で育てようと思っているのであれば、大きめのサイズ1本あれば十分です。例えば買い物などでちょっと外出したときに、赤ちゃんがミルクを欲しがることもあるでしょう。そのような時に母乳の出が悪いということもあり得ます。その時の保険として哺乳瓶を準備してきましょう。

また助産師さんの中には哺乳瓶についてミルクをあげる以外の目的で使用するように指導する人もいます。お風呂上がりにはおさ湯や果汁を飲ませることがあります。この時に哺乳瓶を使って、赤ちゃんに哺乳瓶の存在に慣れさせるわけです。こうすれば、何らかの事情で一時的に赤ちゃんを家族などに預けるときに母乳が上げさせられなかったとしてもミルクを飲んでくれやすくなります。

粉ミルクをメインに考えているのであれば、2~3本は用意しておくといいでしょう。赤ちゃんはだいたい3時間おきにミルクやおむつの交換などをしなければなりません。1本だと次のミルクの時間までに哺乳瓶の洗浄ができないかもしれません。時間がないと洗浄や消毒が不十分で、赤ちゃんを危機にさらすかもしれません。洗っている時間が見つからなかった時のために、少し多めに用意しておいた方がいいでしょう。旦那さんが仕事で忙しくて、育児のサポートがあまりできないママさんは複数を用意したほうがいいです。

泊まりの旅をする場合

赤ちゃんがいる中で旅行をする人はあまりいないでしょうが、もし泊まり込みで旅をしようというのであれば、哺乳瓶はさらに必要です。少なくても3~4本くらいは準備しておきたいところです。考えておかないといけないのが宿泊先に到着するまでは、哺乳瓶の洗浄や消毒が一切できない点です。車で移動する場合、渋滞など想定外のアクシデントに巻き込まれてしまうこともあり得ます。思いのほか目的地に到着するまで時間がかかることもあり得ます。だんだん哺乳瓶の本数が少なくなってくると、ママさんも旅を楽しむ余裕もないでしょう。泊りがけの旅行をする際には、少し多めに哺乳瓶を準備しておきましょう。

哺乳瓶の選び方のポイント

哺乳瓶を準備するにあたって、どれを購入すればいいか迷うでしょう。ほとんどの医療機関で哺乳瓶を準備しています。赤ちゃんにとって初めての哺乳瓶が病院のそれということもあり得ます。その哺乳瓶に慣れる可能性が高いので、産院で使っているタイプを中心に選ぶのが無難です。ほかのモデルの場合、「いつもと違う」ということになって吸ってくれない可能性もあります。

出産する前には検診を受けるでしょう。その時その医療機関ではどんな哺乳瓶を使っているか聞いてみるといいでしょう。そうすれば、早めに同じモデルのものを手配できるはずです。産院と同じものを使えば、退院後も授乳でトラブルになる恐れも低下します。

また哺乳瓶選びをする際には、乳首の部分にも注意しましょう。特に母乳で育てるつもりであれば、ママさん自身の乳首に近い形状のものを選択すべきです。ですからママさんは購入する際、乳首の形状が自分のモノと近いかどうか確認しておきましょう。実際乳首選びは重要で、乳頭混乱をもたらす可能性もあるからです。乳頭混乱とは、ママと哺乳瓶の乳首が異なるため、お母さんのおっぱいを赤ちゃんが吸えなくなる現象のことです。また赤ちゃんとの相性もあります。いくらネットの口コミで評判の哺乳瓶でも我が子には合わないということも起こりえます。その意味でもいくつか哺乳瓶を買って、赤ちゃんが好むものはどれか探してみるのもいいでしょう。

素材はどれがいいか?

哺乳瓶を素材で見てみると、大きく2種類に分類できます。それはガラスタイプとプラスチックタイプです。両者ともに一長一短なところが見られます。ガラスタイプの場合、熱が比較的逃げやすいと言われています。ミルクを作ったら、すぐに冷えるので早く赤ちゃんに挙げられます。また頑丈なので長く使える、臭いなどもつきにくいです。しかしガラスタイプの場合、重さがあるのでママさんの中にはミルクをあげるたびに持ち続けるのはしんどいと感じるかもしれません。また不注意からうっかり落としてしまって割れてしまう恐れもあります。破片で傷つけてしまう危険性もあります。

プラスチックの場合、軽量なものが多く、うっかり落としても割れることはないので安心です。しかし熱が逃げにくいので、赤ちゃんが泣いてもなかなかミルクが冷えず与えられないことも考えられます。また劣化が進みやすいので、赤ちゃんにミルクをあげている間に何本か買い換えないといけないかもしれません。

そこで使い分けてみるといいかもしれません。例えば家で使う場合には丈夫なガラスのものを使用し、外出先に持っていくのであれば、軽量で持ち運びやすいプラスチックタイプのものを使用するわけです。

まとめ

出産準備をするにあたって、哺乳瓶は欠かせないアイテムです。たとえ母乳メインで育てる場合でも、お乳が思うように出なかった時の保険として哺乳瓶は用意しておいた方がいいです。哺乳瓶は病院で使っていたもの、自分の乳首にマッチしたものをメインで探してみるといいでしょう。そうすれば、赤ちゃんもきっと気に入ってくれるはずです。

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